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山のファーストエイドの話 vol.2

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プラスモイスト/ハイドロコロイド包帯 / 包帯ハサミ

小さな傷であればこれらの出番はないかもしれませんが、出血を伴うような傷を負ってしまった場合には役に立つ奴らです。湿潤療法としての手当てをする際に使用するのですが、重度の火傷や縫合を必要とするケガでなければ、病院へ行かなくてもこれだけでキレイに治ります。もちろん素人判断は危険ですし、山中でのケガについては洗浄が不十分な場合もありますので、下山後は必要に応じて病院での受診をおすすめします
ハサミについては、包帯や衣服を素早く切れる優れものです。実際、同行者がケガをした時にはこのハサミで長袖部分を縦に切ったのですが、安全にスパッ!と切ることができました。ネット上ではそれぞれの特長を持った色々なハサミが販売されていますので、ご自身で使いやすいと思うものを購入すると良いでしょう。

テーピング・湿布・包帯などのカットに便利なステンレス製ホウタイはさみ  サイズ:全長 約155mm/刃渡り 約42mm
傷口を乾燥させにくい被覆・保護材  サイズ:125×125mm 入数:3枚
肌にやさしく、剥がす時に痛くないハイドロコロイド素材  はさみで切って使用できるので経済的です  サイズ:10×40cm 入数:1巻

シリンジ

いわゆる注射器の本体部分です。創傷はとにかく流水で洗い流すとお話ししましたが、山中では蛇口をひねれば水が出るというわけにはいきません。そんな時、少量の水でもシリンジの圧力で噴射することにより、傷口の土汚れなどを洗い流すことができます。傷の大きさなどで思うようにいかないケースもありますが、限られた水を効率良く使うためには有効だと思います。
もちろん、たくさんの流水が使えるのなら、それが最良の方法であることは間違いありません。

ピルケース

タブレットやカプセルなどの経口常備薬等はケースに入れて携行します。ギッチリ詰まったザックの中で押されたりするとカプセルが潰れたり、タブレットは粉々になったりします。また、湿気や水濡れ対策にもなります。100円ショップの物などで十分ですので、ご自身の持つ薬を収納しやすいケースを選びましょう。
経口常備薬については定期的に有効期限を確して服用するようにしましょう。また、個人向けに処方されたお薬の他人への投与は、副作用などの問題もありますので、十分に注意されたほうがよいと思います。

ポケットマスク

一次救命処置(心肺蘇生)の人工呼吸時に使用するマスクです。実際にはトレーニングでしか使用したことがありませんが、感染防止の観点から言うとベストなアイテムです。山中では二次救命処置への連携が難しいのだと思いますが、心停止の場合、まずは胸骨圧迫と人工呼吸が最良の方法となりますので、やる気のある方には必須だと思います。

以上に述べた医療品等をキットケースに入れて、さらにそれ以外のアイテムと一緒に防水パックに収納してあります。正直、普段から持ち歩く装備としては決して少なくありませんが、短時間の山歩きでも常に携行するようにしています。
ファーストエイドキットは、各自色々な考え方があると思いますので、その内容も多岐にわたると思います。冒頭述べたように、不要なものを持たないようにし、自分にとってベストなファーストエイドキットを用意されてはいかがでしょうか。

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